就任挨拶

2024ー25年度 会長 稲垣 純一

会長画像
 2024-25年度の会長就任にあたり、ご挨拶を申し上げます。私の会長就任は、2009-10年度に引き続き15年振りの2回目、今回は第50代となります。当クラブの設立から半世紀、また、米国におけるロータリーの発足からは120年を迎える歴史の節目であり、大きな責任を感じているところです。
 さて、この15年の間に当クラブも、そしてロータリー全体も、様々な変化をしております。全世界の200以上の国・地域を合わせたロータリークラブの数は、3万3千であったものが、現在では3万6千9百にまで増えましたが、会員数は120万人が現在118万人ですから、明らかに頭打ちとなっています。日本国内ではさらに会員減少は顕著で、30年前の13万人がピークだったものが、その後減り続け、前回の私の会長年度(15年前)には10万人を割り込み、現在は8万4千人となっております。今私たちは、新たな時代におけるロータリーの存在意義を再構築していかなければなりません。

 さて、新年度RIの会長、米国ペンシルバニア州のステファニー A. アーチック氏はこの1年のテーマを「ロータリーのマジック」(The Magic of Rotary)としております。これは、ステファニーさんが嘗て、ドミニカ共和国できれいな水を供給するプロジェクトに参加したときに、地元の少年に「もう一度魔法を見せて」と言われたことがきっかけになったと言っています。マジックとは、クラブの継続と変化のバランスを取りながらロータリーの活動を推進することが多くの人びとを救う、そのロータリーの力を表す言葉だと思います。社会環境が大きく変化し多くの困難に直面する中で、「ロータリーを発展させるも、消滅に向かわせるも、会員の意志と活動次第」ということを改めて意識づけるものだと、私は受け取りました。

 来年1月31日には、当クラブ創立50周年の記念式典と祝賀会を予定しております。同日には記念事業として鎌倉芳太郎顕彰碑の除幕式も挙行いたします。多忙な年度とはなりますが、どうか一致団結、ロータリーの再発見と活性化の年とすることができますよう、重ねて皆様のご協力をお願いいたします。

稲垣純一会長 プロフィール

 1953(昭和28)年、東京生れ。父は日本橋で生れ神田(駿河台)で育ちました。震災、戦災で西へ西へと転居を余儀なくされ、私は杉並(西荻窪)で40歳まで過ごしました。家族共ども沖縄に住んで32年目になります。ロータリーに入会したのは24年前。お気付きかも知れませんが、我家の近現代史は全てRI2580地区の中、言わばお釈迦様の掌の上での移動だったのです。
 さて、現在の沖縄での仕事はずっと3業種の掛け特ちでした。①職業教育(専門学校校長、同業界の協会会長)、②放送番組の制作、出演(IT番組、経済番組、ワイド番組)、③行政の各種委員(国、県、県内市町村)です。
 現職は県と県内経済界が共同で設立した産業支援団体(一般財団法人ISCO)の理事長です。

2024ー25年度 幹事 阿賀嶺 賢和

幹事画像
 この度、2024-25年度那覇南ロータリークラブの幹事を務めさせて頂くことになりました阿賀嶺でございます。若輩者で会員歴も浅く、ロータリークラブの理解も十分に出来ておりませんが、この大役を務めさせて頂く中でロータリアンとしての知見を深めていきたいと考えております。
 2024-25年度ステファニーAアーチック氏は、「ロータリーマジック」をテーマとして掲げられました。また、2580地区 石川彌八郎ガバナーは地区運営方針として『隔たりを取り除き、ご縁を大切に』を合言葉としました。これらの基本方針を受けて、稲垣会長のサポート役として、会員の皆様と一致団結し、相互理解・親睦をさらに深め、邁進して参る所存です。至らぬ点も多々あるかと思いますが、精一杯務めて参りますので、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。